「全員スクラムマスター」に参加してきました!

「全員スクラムマスター」に参加してきました!

Clock Icon2012.05.22

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こんにちは!おおはしりきたけです!5月21日に「全員スクラムマスター」に参加してきました!

全員スクラムマスターとは?

今やスクラムマスターは特別な存在ではなく、開発現場における 必要不可欠な存在となった。彼らが持つものは、 乗り越えてきた数々のプロジェクトの経験、 人と人とを結びつけるコミュニケーション力、 耐え忍び乗り越えることを受け入れる精神、 プラクティスに裏付けされた自信と実行力。 今回の「全員スクラムマスター」では、事例発表とダイアログによって 互いの知見と経験を交換しながら、開発現場を前進させるすべを 発見します。

イベントURL:http://kokucheese.com/event/index/36283/

togetter:http://togetter.com/li/307739

ミッションたぶんPossible:#devlove0521 全員スクラムマスター。 に参加してきました。

■Sprint1

タイトル:「MTI流アジャイル弟子ノート」

発表者:岩崎奈緒己さん(@niwa303)

MTIさんは、CSM/CSPOの取得者70名以上、スクラムチーム50個以上と全社的にスクラムに取り組んでおられる会社さんです。岩崎さんが入社して4か月で体験したことの発表になります。

○なぜスクラムマスターに

当初は、開発者として面談を受けていたが、面談時にスクラムマスターをやってみれば?と面接担当の方に言われたため。

入社直後にMTIでの以下の活動にアジャイル開発をやっているんだなと実感できた

  • カンバン
  • 私服
  • 朝会

本格的にアジャイル開発を学ぶため、アジャイルコーチである西村直人さんに一方的な弟子入りした。

○入社後の作業

入社後は、「リーダー会議」、「事業部定例」、「スクラムイベント」などイベントがたくさん増え、また以下のような覚える事がたくさんあった。

  • プロジェクト経緯
  • 会社ルール
  • アジャイルって?
  • 事業戦略
  • チームメンバーの特性

上記をどのとうに対応したか?

  • 先輩に相談
  • 大物コーチ(西村さん)に相談
  • CSM研修
  • よく話す、よく動く
  • ニコニコ話す

○壁に立ち向かう

作業を進めていくうえで、以下の2点の壁がでてきた。

  • オフショア開発
  • 4チームだよ

【オフショア開発】

1.会話が途切れる 言葉の壁により、会話が途切れる事があったが、ゆっくり、はっきり、短くを意識することにし対応した。

2.わかってなさそうだけど「はい、分かりました」 まずは、上記のゆっくり、はっきり、短く伝え確認のために「説明してください」という方法をとった。

3.気を使う 場所が離れている分、気を使って話してしまう。実際に合って交流することで同じチームという意識になった

【4チームだよ】

MTIでは、スクラムマスターは4チーム担当するため、会議などのイベントが重なったり、細かい要求を把握しきれないなどの課題が出てきた。大物コーチから「メリハリ大事」とう言葉をいただいた。

スクラムマスターは、会議全部参加、仕様100%把握するのではなく、改善のために何をするべきかと考えた結果以下をやってみた。

  • 細かいところは気にしない覚悟
  • 聞く、引く、聴く、貼る
  • 期限設定まで一緒に考える

ポイント

  • 巻き込まれない、引いてみる
  • 指示をしない、一緒に考える
  • いっぱいいっぱいにしない

MTIは以下のように成長しやすい環境になっている

  • イキイキとした開発者
  • 部門横断的な交流
  • 研修参加の推奨

そんなこんなで、いくつかのリリースを経験し開発チームもPOもスキルアップ!!

スクラムマスター(MTI流)の大切な事

  • オフショアとのコミュニケーション
  • 見える化の推進力
  • 俯瞰する心

■Sprint2

タイトル:「私がスクラムをやめた理由」

発表者:及部敬雄さん(@TAKAKING22)

資料公開されていますが、私が印象に残ったところを以下に書いていきます

【スクラムBeforeとAfterで変わったこと】

チームで考えるという意識が芽生えた。

カンバンで壁が足りなくなった

スクラム前後でもサービスづくりというもの自体は変わらない。

【なぜスクラムをやめたか】

バスに乗せるための人を選ぶのは切符を切る人(人事や上司)のため人は選べない。人また、役割も決まっていてちゃんとしたスクラムをやるのは難しい。

きれいにやろうとすると、王道(ボトムアップ)はうまく行かない、覇道(トップダウン)は自分には出来ない。その為に邪道スクラムでみんなで改善していく方法にした

■まとめ

全員スクラムマスターというタイトルながら、スクラムマスターではない私が参加しても良いのか?という疑問もありましたが迷わず参加させてもらいました。上記セッションが終わった後、スクラムについのてダイヤログを行いましたが、どのテーブルも盛り上がっていました。私自身はスクラムマスターではないのですが、様々なスクラムマスターの方々からお話を聞けとても有意義な時間が過ごせました。岩崎さんの発表でもありましたが、スクラムマスターは指示を出さずにチームで考させ俯瞰することに徹するという、普段プロジェクトマネージャーという指示、命令を出すという立場からするともどかしそうな話でしたが、長い目で見てチームが育つためには、俯瞰する心というのが大切なんだろうなと思いました。

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